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小学校受験新聞TOP関西 私立小インタビュー >追手門学院小学校 校長先生インタビュー
 

追手門学院小学校  津田克彦 校長先生(当時)インタビュー


津田克彦 校長先生(当時)

追手門学院小学校の特徴を教えてください。

特徴の1つは伝統です。 西日本最古の小学校ですので、伝統を大切にしています。
一方で、近代化も積極的に進めています。この両輪をしっかりやっています。

本校は、昔から最先端の教育を行ってきました。そのために、研究もしていますし、助言をして下さるOBもたくさんおられます。創設者の理念が受け継がれているのだと思います。明治21年の開校時から英会話を採りいれたり、男子校だったにもかかわらず社交ダンスやワルツを教えたのは凄いことですよね。ですから、近代化の最先端を行くのも伝統だと思っています。
伝統としては、小学校教育として、絶対に失ってはいけないものでもある「しつけ」、「生活習慣」ですね。きちっとした形を教えています。そして「学力」です。「学力」は受験の学力ではなく、しっかりとした「知識」、「知恵」を指しています。これらは普遍的なものです。これからも守り続けていきます。150年経とうと200年経とうと守り続けるだろうと思います。

生活習慣の中で質実剛健を意識させています。
赤帽はぼろぼろになっても繕いでもらって使うように指導しています。6年間使う子も結構います。ランドセルや筆箱もそうです。6年間、絶対に1つです。鉛筆も最後の最後まで使用します。使い終わった物に感謝の気持ちを込めて学用品供養祭を行っています。物を大切にする心を育てています。

昔、本校では遠足時のお弁当は日の丸弁当(ご飯に梅干)だったそうです。今でもその伝統を引き継ぎ、遠足におやつは持っていきません。遠足は遊びに行くのではありません。校外に学習に行くのです。1年生の時からそうですから、子どもたちはそのことに慣れていると思います。

しつけに対して、家庭の教育力が低下しているとの声もありますが、私はそうは思いません。ただ、考え方が多様になっていると思いますが、決して低下している訳ではないと思います。
本校は、学校説明会で、「しつけに厳しい学校ですよ」と申し上げています。そこをご理解いただいている方に入学していただいていますので、本校の保護者に関してはそう変化していないと思います。保護者の皆さんはマナーも必要だし、ボランティア精神も大切だとわかっていらっしゃいます。
下校時のマナーも教えています。駅では、無言で、整列し、車内は座らない様に指導しています。1年生はなかなか出来ません。ですから、先生が引率していきます。ですが、2年、3年、4年になっていくと出来ています。これが教育だと思います。

4年生ぐらいまでは形を教えます。その上で、10歳ぐらいを過ぎて物事がわかってくると、なぜその形が必要なのかを理解させていきます。それが心の教育だと考えています。すべて、マナーなのです。思いやりなのです。駅で騒いでは迷惑になります。思いやりですよ。思いやりの心がないと、大人になった時に困ります。思いやりのない大人ばかりになったら日本の社会が困ると思います。ですから、本校だけではなく、日本中で思いやりを持ったマナーを教えて欲しいですね。

 

教育方針を教えてください。

近代化の方針として、5本の柱を挙げています。
1.しつけ、マナー教育
2.学力
3.国際
4.情報教育
5.食育 です。

しつけとして、本校では入学試験の際に、「鉛筆・おはしの持ち方」「気をつけ」「休め」「正しく椅子に座ることができる」等を事前に提示した上でテストをしています。それは入試に関係なく、どこの小学校に入学しても当然できていなければならない事だと考えているからです。
社会で生きていく子どもですから、正しい生活習慣やマナー、礼儀も思いやりも必要です。ぜひ、身につけて欲しいです。

「国際教育」として、設立当初から、週1時間の英語を設けています。
ネイテイブとの2人制授業です。さらに高学年ではクラスを半分に分けた少人数学習です。
オーストラリアやハワイの親善校と毎年相互訪問を行い、1週間程度のホームステイも行っています。小学生時代の国際経験は大きな自信となります。

「情報教育」については、最新のシステムを取り入れています。
先生方は、会議はすべてペーパーレスです。保護者とのやりとりもパソコンや携帯を中心に行っています。また、ソニーのPSPを使った授業も一部展開しています。

「食育」については、本校は全て完全給食です。今年1月、新西館6階に500名収容できるスカイホール(ランチホール)が完成しました。子ども達は大阪城や生駒山を背景に食事をしています。ランチホールは我々の30年来の夢でした。それは、学習の場と食事の場を分けたいと考えたのが1番の大きな理由です。そして、本校のシンボルでもある大阪城を見ながら食べさせてあげたいと思っていました。

食事を残さないのも思いやりです。この食事を作るのに何人の人が係わっているかを考えさせます。ですから、基本的に残させません。それも、心の教育です。そういうところは徹底しています。それが、本校の良いところです。学校側も徹底しています。今回の新しい厨房の完成を機に5品目にわたるアレルギー別食を用意しています。

 

学習面の特徴を教えてください。

受験にこだわらず、本人の持っている力を伸ばしてあげたいと考えています。ですから、できるだけ個々に対応できるように、スタッフを揃えて指導しています。
まず、5・6年生は教科担任制をとっています。また、5・6年生の国語と算数は2人制をとっています。教科担任制は昭和40年台から実施していることがすごいですよね。ここでも、時代の最先端を行っていると思います。国際教育もそうですし、情報・コンピュータ教育も、もう40年以上前から取り組んでいます。先輩諸氏の先見性はすごいと思います。
本校は36〜38人が1クラスですが、多いとは思っていません。一人一人を丁寧に見てあげれば良いのです。だから、高学年は教科専任制や国算二人制をとっていますし、各学年毎に担任以外にT.A(ティーチングアシスタント)といって、補助の先生もつきます。ですからクラスは36〜38人ですが、個別的な指導が出来ていると思っています。

昨年度で、約80%の児童が外部進学をしています。その子が一番伸びるだろうと思う学校に行ってほしいと思います。勿論、本学院には2つの併設中・高校があります。有利な内部進学制度がありますので、そこで伸びると思われる子には、併設校を勧めています。
将来、医師を希望する子が多いのは本校の特徴かも知れません。子どもたちに毎年、「将来の夢」を聞くのですが、高学年は40%位の児童が将来、医歯薬の仕事に就くことを希望しています。

卒業生の方で本校に子どもを入れたいという方は多いです。学年の2割程度が卒業生の子弟ですね。卒業生が我が子を本校に入学させたいと考える1番の要因は、本校の「礼儀・しつけ」教育のようです。それから、「感動」ですね。小学校時代に「感動」の体験が多ければ多いほどよいと考えています。たくさんの感動を与えることができるような授業や行事を日々、展開しています。

教師の指導力には自信があります。やはり、小学校ですから「学級担任力」と「教科指導力」を向上させ、きちんとした教育、安心・安全な教育を提供するように努めています。そのために先生の研修も数多く行っています。例えば退職された公立の元校長先生お二人に先生方の指導をお願いしています。
本校の先生達はみな、真面目ですよ。自身のスキルアップのためなら大変な努力をしますし、教育に対して情熱的です。
現代の子どもたちは、縦の関係が希薄になっていると思うので、縦の関係を構築したいと思っています。ですから、大阪城を活用した「大阪城活動」という縦割り活動をしています。掃除も縦割りです。集団下校もそうです。薩摩藩の郷中教育の影響かもしれませんね。創設者、高島鞆之助が薩摩出身ですので伝統として残っているのかもしれません。

学校というものは、全員が行きたいと思う楽しい学校が1番良い学校だと思います。

子ども達にとって毎日生き生きと楽しい学校生活の送れる学校を目指して頑張っています。

 


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取材協力 幼児教室 けいkids+

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