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小学校受験新聞TOP>インタビュー >玉川学園 渡瀬恵一教育部長インタビュー
 

玉川学園  渡瀬恵一 教育部長 インタビュー

インタビュー

どのような幼児に入学して欲しいですか?

教えられれば良い子でいられるよりも、自分で何か良いものを見つけてそれにチャレンジできる子どもがいいですね。先生に始めなさいとと言われるまで黙っている子より、「先生やっていいですか?」という気持ちが前面にでている子を預かりたい。
すでに出来上がったものを与えるのではなくて、何か新しいものを作って行こうという学校のスタンスなので仲間を作っていかなければならないわけですね。その時に同じ方向をむいてやっていける子どもでないと本人が辛くなると思います。 ペーパー試験をやらずに面接を中心としたテストを行っているのも、どのような子どもなのか良く見たいからなのです。分からない問題が出た時に「分かりません」と即座に言う子より、どうすれば答えが出るか考えようとする子や、ヒントが欲しい、というような「反応」がある子の方が良いですね。解決したいと本当に思うと、なんかしら要求をしてくるものなんです。

入学した児童をどのように育てていきたいですか?

抽象的になりますが、私たちは人間を育てるのを目的としています。どの学校に何人入れるかが目標ではありません。
「人生のもっとも苦しくて辛くて嫌で損な場面も、真っ先に微笑みをもって担当する」そういう人になっていこうよと生徒たちには言っています。そういう人になるために、勉強しようじゃないか、体力をつけようじゃないかと言っています。 そういう人間の育成を目指していきたいです。

 

家庭教育で注意して欲しいことはどのようなことですか?

子どもが自分で解決しようとする芽を摘んではいけません。上手に解決させるように導けるような雰囲気をもつことが家庭教育で一番大事なのではないでしょうか。
もちろんある場面では親が出て行かなければいけない場面はあるとは思いますが、基本的には親は子どもの背中を押してあげるのが役目だと思います。 子どもが何か相談してきたときに答えを教えてあげるのではなく、多くの人が色々な考え方を示してあげられる環境が理想ですね。 なるべくコミュニケーションを多くとって欲しいです。

親の役目、学校の役目とは何だと思いますか?

昔は人生50年と言われていましたが、今は人生80年と言われる時代に私たちは生きていますし、子どもたちもそうです。では人生50年と言われていたときの児童期がその同じ比率で児童期は延びているのでしょうか。
人生は延びたのに、児童期は縮まっているのではないかという危機感があります。何でも早め早めに走っている傾向を強く感じます。
ですから縮まった分、抜け落ちたものが多いと思います。また抜けたまま生きていけるのが21世紀なのかそれはわかりませんが、家庭も児童期に経験させなければいけないことは端折らずにしっかりと経験させなければいけないと思います。 子どもがすべきことを親がしてはいけないし、子どもが子どもらしく過ごさなければいけない時間があることを、親も学校も理解していなければならないと思います。子どもの頃は100回同じことをしていても何にも苦にならずにやれることがあります。それを親が、もうコツを掴んだから他のことをやりなさいということも、一方ではあるかもしれませんが、今は100回やったことで101回目も頑張ろうという気持ちがでるかもしれないし、中学校、高校になれば、そんなこと100回も出来ないよ、という年代がきます。それはそのときに相応しいものを親が提供するのが大事かなと思います。
小学校は学問のスタートになるところですので、分からないことが分かるようになる過程を教えるところだと思います。
偶然に分からないことも出てくるかもしれませんが、できれば、ある程度整理して環境を整えて分からないことが出てくるようなものを学校は提供して、ここに疑問をもったらこう、ここに食いついてきたらこういう流れで進んでいくよ、というものを学校は用意しておく必要があると思います。 家庭では、毎日繰り返さなければいけない大事なことがあるならば、きっちり毎日繰り返してほしいですね。3食きっちり食べるとか、挨拶をするとかですね。

 

 

玉川学園の教育(カリキュラム)の特徴は何ですか?

1,2年生は学びたい事は何も国語、算数だけではありません。「学びたい心」を大事にしていきたいと考えています。主体性を大事にしていきたいです。
3,4年生はもう少し知りたいという気持ちを大事にしています。3,4年生は教科担任制を導入しています。4年になると全教科が教科担任制になります。
それと、力を入れているのが「書いて残す」ということです。ノートに書く、日記に残す、などです。 書いて残すということは、書いてまとめる、ということにもなります。黒板を写しなさいというのではなく、考えをまとめなさい、感想を書いてきなさい、といった具合です。例えばその感想をもとに、君がそう思ったのならそのようにやってみたら、とか、こういうことやってみようか、など先生が導くことができるのです。
自分でまとめるということは非常に重要だと考えています。
広大な敷地を持っているので、生活や季節に直結した学習ができるのも特徴です。

保護者の方たちにメッセージをお願いします。

子どもにとって一番良い環境を与えたい、という気持ちを大事にして欲しいです。
それは子どもの人生を保障するわけではないのですが、一番良い環境だと思うところを、親は是非自分で見つけて欲しいですね。
それから、どの学校を志望するにせよ、その学校のファンになれるかが基準だと思います。
子どもをその学校に通わせておいて、第一希望ではなかったよね・・・、というのはその学校のファンになっていないと思うので、それはやめた方がいいと思います。
親が思ったようには育たない、というのは現実として事実だと思います。我が子のどこが伸びるか、どこを伸ばしていきたいかを見るのはいいですが、伸びた先がこうならなくちゃいけないという風に思ってはいけないと思います。
例えば、運動神経が秀でているので運動選手にしたい、ではなく、この子を伸ばしてくれるところはどこなんだろう、と考える。 可能性は一つではありませんから、運動選手の芽は出なかったとしても、違った方面で芽が出るかもしれません。その時、先ほどお話したように、親がその学校のファンになっているかいないかで、捉え方が変わってきてしまいます。親がその学校のファンになっていると、子どもが色々な方面で伸びる可能性が高いと思います。
ファンだとその学校が好きですから、当然色々参加したくなるでしょうし、足を運ぶのも苦にならないでしょうし。
これから受験をされる方はそういったところに注意して志望校をお選びになると良いかと思いますし、お子さんもきっと伸びていくのではないかと思います。

今日はありがとうございました。

 

 

 

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