大体の幼稚園では公開保育を催します。その幼稚園を知るには絶好の機会ですから必ず参加しましょう。公開保育でのチェックポイントをご紹介します。
@園児の作品
A園庭の広さ
Bトイレ
C下駄箱付近の清掃
D先生の力量
E防犯対策
F登下園の危険度
G園バス利用者数
などが公開保育でのチェックポイントです。
@園児の工作作品
その幼稚園の学習がよくわかります。工作巧緻に力を入れている幼稚園なのか、園児にきっちりと作らせることを意識している幼稚園なのか、幼児の自主性を重んじる幼稚園なのかが分かります。
園児の作品がどれも同じように完成していれば、園児にきっちりと作らせることを意識している幼稚園です。そのような幼稚園は、工作に限らず行動、持ち物などにおいても統一感を持たせた管理方法を行なっている傾向があります。
しっかりした作品の中に、何を描いた絵なのか、何を作ったものなのか分からない作品が展示してある幼稚園は、個性を大事にする幼稚園かもしれません。教員が手助けすることなく作品を仕上げたからそうなっているのです。どちらのタイプが良いかは家庭の教育と照らし合わせて下さい。
Bトイレ
清潔感のバロメーターになります。小さな幼児が通う幼稚園ですから、衛生管理がしっかりなされていないと困ります。トイレを見ればその幼稚園の衛生管理能力がすぐに分かります。
幼児が色々なものを舐めたり口に入れていた時、注意しているか、していないかもチェックしておきたいところです。
C下駄箱付近の清掃も注意して見てください。一番汚れるところですから、砂やゴミが大量にたまっていると、他のところも清掃が行き届いていないと言えます。
D先生の力量
一番分かりやすいのは、先生が何かを言った時に、先生の方を園児が向いているかです。遊んでいる最中でも、お友達とお話しているときでも、先生が話し始めた時に手を止め、先生の話を聞く体制がとれていれば、先生の力量が高いと言えます。
逆に、先生が大きな声を出そうが、手を叩こうが、一向に園児が目を向けないのであれば、力量が低いと言っていいと思います。その先生の教室は園児をまとめるのに時間がかかり、保育内容(工作、音楽など)の進度が得てして遅くなる傾向があります。
E防犯対策
今一番気になることがらではないでしょうか。公開保育で見られる部分と、聞かなければ分からない部分がありますから、対策方法を質問しましょう。男性教員がどの程度いるのかも気になるところです。
F登下園の危険度
毎日通う幼稚園ですから、徒歩通園の方は通園道路の危険度が気になるところです。登下園時間帯の車の通行量、交差点、工事現場など色々な角度から保護者の方は注意して見てください。
G園バス利用者数
一概には言えませんが、遠距離から登園する園児が多いということは、それなりの魅力が園にあるからです。何割の園児が園バスを利用しているのか尋ねてみましょう。
最後に、一番のお奨めはその幼稚園の運動会を見学することです。
その幼稚園に通わせている保護者の様子が簡単に分かります。また情報収集も出来ます。
他には、園長先生と教員の関係、教員たちのまとまり、また、競技を見てみると幼稚園の工夫力も見ることができます。是非ご夫婦で運動会をご覧になってみて下さい。
|